Hatena::Groupculdcept-ds

終わらない砂時計

 | 

2009-01-13

敗北の経験値

01:37

忘れられない敗戦がある。

1月6日、アリーナ1での4人戦。

メンバーは、部長、総督、いちさん、そして私。

コラプションリフォームされ、護符を皆が買い漁る展開。
スペル試合展開をコントロールする提督、
無と風属性クリーチャーで圧倒的な土地支配率を誇るいちさんが引っ張り、
北で連鎖展開する地属性部長、南で連鎖を作る私が追う。

部長は手堅い資産運用で、ラントラを組み合わせれば3位から一気に逆転、あと数ラウンド達成できる好位置。
私は序盤の出足こそ良かったものの、かえってそのために護符の相乗りをされ、いちさんのクリーチャーによって連鎖を削られる苦しい状況。

部長の上がりの気配を察し、一足先に仕掛ける。から聖堂を回り、護符売り→領地レベルを一気に5に引き上げる。

私は総魔力7000Gオーバーし、点滅。
数歩前の位置。
勝利を確信した次のターン、相乗りした護符の高等と護符ボーナス、そして周回魔力によって、いちさんが総魔力7035Gで達成してしまった。

試合後、悔しくてなかなか寝付けず、数日は就寝前に悶々とし、あるいは夜明けごろにはっと目が覚め気づいたら達成間直の自分のアクションを洗いなおしていた。
そこで気づいたこと。
いちさんが試合後、「手札ホープ(40G)を使わなくてよかった~!使ってたら足りてなかった。」
と言われていたが、よくよく考えてみると、護符売り直後の着地点、いちさん所有の地三連鎖ボージェス通行料が36G。

その通行料を払わねば、いちさんは達成魔力まで1G足りなかったのだ!

折りしもその試合、私の属性は地。達成アクションを仕掛けた局面、南で4連鎖を作っていた。そして手札には、着地点であるボージェスを倒すカードが揃っていたのである。

はじめは、護符を買い増して手出し侵略地属性連鎖にし、もう半周我慢するべきだったかと考えたが、その間に部長が北でラントラを行い、ダイス目2~3で刻んで二つの拠点に投資しへ帰ることができれば、周回魔力と併せて達成されてしまう危険がある。

次に、護符をいくらか買い増して増資をLV4までに留めるとどうか。これが護符高騰を抑えつつ総魔力を上げる最も堅実な方法だが、その時点で護符を買いましても、いちさんの枚数には届かなかった。4連鎖LV4を一つ作っての護符価値上昇率の計算も当時はきちんと把握していなかったが、これに護符ボーナスが入らない周回魔力を合算することは非常に難しく、その時の感覚ではギリギリ届くか100G~200G足りないか、といったところ。これで達成できなければ、護符の売り抜け→投資で、いちさんも容易に達成圏内に入る。

結論すれば、この試合の敗因は自分の計算力不足――護符相乗り、土地支配状況、そして各員の周回までの距離という局面を見誤った状態で起こした達成アクションについての意識の低さ――にあった。

つまり場当たり的で、相手にとって読み易い行動しかできなかったということなのだ。


“本当に上手い人は、達成魔力ギリギリで勝つ。”

とは、昔から言われてきたところのものだ。
目標魔力を大幅に超過してゴールするほとんどの場合は通行料によるものだが、護符高騰によって目標魔力1000G以上超過してしまうのは運用にムダがある可能性が高い。
私の先の試合の例のように、護符運用にムダがあれば相手を利するに終わってしまう恐れもある。

福岡予選大会での二回戦敗退後、真っ先に前述の試合のことを思い出してしまった。

奇しくも、達成アクションを取った後の着地点は全く同じ、聖堂より1歩目の地属性土地

その時の手札がはっきりとは思い出せないが、ダイス目3以上で達成という局面でケマゾツを引いていたのなら、ダイス目2を出してしまった時にデコイではなくケマゾツ配置すべきだった。
カタストロフィ後に直踏みで潰されないためのデコイだったが、その念頭からは相手のブックテンペストスウォームがある可能性がすっかり消えうせ、「相手のダメージスペルカタス4のみ」と決め付けてしまっていた。
ロン!!氏が中盤にリバイバルを使用したことでテンペストブックの底に埋もれ、それまでリンカネーションを多用してブックを回していてもそのカードが見えなかったことにも思い込みの原因はあるのだが、終盤の寄せの局面では直踏み(しかも、実質直踏み侵略が行えるのはDAL氏一人)の確率より、何らかのスペルによって致命的ダメージを受ける危険性が高いこと――今まで幾度となく経験してきたことを見落としてしまったことが最大の敗因であろう。(敗戦後、松岡氏にも同様のことを言われてしまった。)

そしていつかの敗戦と同じく、護符調整をしてLV4に留め、周回魔力と併せてギリギリの達成を目指すという手段を選べえなかった自分の実力不足を痛感する。

対して、対戦相手のロン!!氏は、私の手札を意識しながら魔力調整を行い終盤でのカタスリセットを行った。氏は、私の達成アクションの直前、聖堂で長考し私の護符を買い増すのをやめた(私が火護符を4枚ほど多く所持していた)が、この時、護符ボーナス欲しさにロン!!氏が護符を5~6枚買っていれば、二枚目のカタス分の魔力が不足していたのである。

敗戦の翌朝、寝床でそれに気づいた時には慄然とした。

相手は、私以上に私の達成アクションを見抜いていたのだ。その上であえて、勝利への生命線である護符ボーナスを切ったのである。

私がチャリオットで進行方向の火土地クリーチャーを飛ばせる、非常に確率の低いダイス目を出せなければ、あと半周は達成に届かない位置から、氏は起こりうる局面に備えていた。

私も地変スペル打ち込み、コラプション、そしてカタスリセットは意識しながらアクションを起こしたのだが、相手もそれに対応する術を既に用意していた――あの、5/7の確率のダイスに届かなかった時、私は既に負けていたのだ。
その局面でしか達成の形を作れなかった実力に相応しい敗北と、これは言えるのかもしれない。


勝利から学べることもあるが、敗北から学べることはもっと大きい。

積み重ねた敗北の中から見出したもの、敗北によって得られた経験が、次の対戦での勝利の鍵となる。

いわば敗北による経験値が、猛者と呼ばれるセプターの地力を鍛えてゆく。

不思議なもので、そうした経験・実力というものは対戦開始数ラウンドでおおよそ分かってしまうものだ。配置するクリーチャーの選択、ルート選択、ディスカードブック構成、スペル使用タイミングからマップを確認する時のカーソルの動きまで、ありとあらゆる行為によってそれを読み取ることができる。
それを読み取ることができるのもまた、経験値の賜物。
かつては私も猛者が一息に勝負をつけた際、それまで何をやっていたか全く理解できなかった。何十回もの敗北と、対戦後の反省会によって負けた理由と理論を知り、その技を自分も駆使できるようになっていった。

カルドではだれでも対戦ボイスチャットはできないが、Dセプト部の待ち合わせ掲示板を用いたフレンド戦や、そこでのチャット機能を用いた交流ができる。

この記事をご覧になっておられるセプターの中で、もっと強くなりたい、もっとカルドを楽しみ尽くしたいと思われる方がおられるなら、そうしたセプト部の優れた機能を活用するようお勧めしたい。

対戦経験が乏しくても、優れた能力を秘めた新規セプターは多い。

それは福岡予選でも感じたことだ。

対戦相手から貪欲に知識を吸収することと、自分の敗北に敏感になること。

この二つを行えば、やがて開く勝利という扉を通じてカルドセプトの世界はより広がり、魅力はより輝きを増す。

記憶違い

23:24

の公式サイトに、福岡大会の速報やブックが載ってましたね。

それらと照らし合わせると、1戦目・2戦目ともにかなり記憶違いがあった模様。

>一戦目

サムライ特攻前の段階では、総魔力6000Gいってなかった。
周回ワイグロ打ち込み→護符周回魔力、でギリ7000Gライン
そこに1連鎖LV5の土地がついて、通行料2000Gが入ったのでワイグロ打ち込みをせず、あの総魔力でクリア。

>二戦目

DALさんラントラ入りの上、ロン!!さんテンペ2枚入り。
おそらく序盤にリバイバルしたため、ロン!!さんの手札テンペが来なかったものと思われる。

それから、これが最大の過ち。

ロン!!さんの正体は、
実は実は「赤シュン先生」こと、風来のシュンさんではなかったァァーーー(シュンさんすいません)!!

似た名前の別の方でした。皆さん申し訳ありません。

記憶力って本当に大切ですよね。

重要な局面の記憶があやふやだったり、お名前を聞き間違えてしまったり。自分が直感に頼った打ち筋をするタイプセプターとはいえ、これはヒドイ。

もっと精進せねば。


それからふと思ったのですが、二回戦で使ったブックミノタウロスを入れようとしていたのですよ。丑年なだけに。「干支の御利益パワーでうそ臭い勝ち方をするぜ!」と鼻息を荒げていたことがブック編集中2秒ほどあったのですが、ミノタウロスのカードを開いたときの能力欄のまっさらなさまを見て目を覚ましました。

しかし結果論ですが、デコイミノタウロスに差し替えていればあの試合勝ってたんですよね。つまり結論はこうだ。

 ミノタウロスブックに入れると試合に勝てる。

冗談はさておき、ミノタウロスってホント使いにくいよなぁ……
一年間いい子にして、クリスマスの時に
カルドラさま、ぼくのだいすきなミノタウロスを、どうかもっと強くしてください」
とか短冊にお願いを書いたら、ランプの精が枕元にそっと

 ミノタウロスT+配置されたミノタウロスの数×10

とテキストを書き直されたカードを置いていってくれるのじゃないか。ダメか。

各所で皆さんにご迷惑をおかけしておりますチーターの方々も、ダイスをいじったりせずに漢らしくミノタウロス50枚入りの丑年ブックを作れば「チーターめ、やってくれるぜ! これは有難いものを見た」とある意味拝まれ、ミノタウロスマップを埋め尽くしてゆくさまはチーターというより正にミーターというべk


すいません、頭がおかしくなってきたのでそろそろ寝ます。


 ※チートはダメ!ゼッタイ!!

i_oni_on2009/01/14 01:17福岡大会お疲れ様でした。
やっぱりああいう場にいると興奮してうろ覚えになってしまうと思います。
特に決勝は最後までわからない大変な試合だったみたいで。
カイチさんといい、決勝は白熱してたんだなあとつくづく感じます。

ShinYoh_4124-8099-1522ShinYoh_4124-8099-15222009/01/14 22:33シショさんの日記拝見しました。
解りやすいし詳細!
なんでそんなに覚えていられるのか!コツをお聞きしたいです~

自分のことでいっぱいいっぱいだったことに加えて
もともと記憶力よくないこともあり、
私は自分視点でしか試合を振り返れませんでした。
もうちょっときちんと試合の流れを記憶していれば
もう少しマシな反省とシミュレーションができるのですが……

一つのミス、思い込み、そしてダイスが
あれほど大きく試合に影響するのだと、改めて思い知らされた一戦でした。

 |