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Skybeat×Lounge

2008-11-20

【中級者向け】「最善手を選ばない」という最善手

| 20:17 | はてなブックマーク - 【中級者向け】「最善手を選ばない」という最善手 - Skybeat×Lounge

カルドセプトというゲームで勝利する為に重要な事とは何でしょう。

細かいことを考え出すとキリがありませんが、

以下の二つに近い意見が多いのではないでしょうか。

・良いブックを作る

・良いプレイングをする

今回は後者、「良いプレイングをする」ということに

焦点を当ててみたいと思います。

最善手

最善手とは、その名の通り「最も良い手」です。

ではカルドセプトにおける最善手とは何か、といいますと

逆説的になりますが「悪いプレイングをしない」ことが

最善手に近いのではないか、と私は考えています。

というのも、将棋とは違い「運」という要素のあるカルドセプトでは

正しいと言える明確な答えにたどり着けないことがままある為です。

しかし時に、この「悪いプレイングをしない」

という最善手が仇になってしまうことがあります。

状況の説明

・A→B→Cの順番でターンが進行しており、現在Aのターン

・AとBは同じマスに止まっており

 一マス先にAのケルピー(Lv1/水属性/二連鎖)が置かれている

・基本地価100、最大ダイス8

・Aは目標魔力まで残り2000。未通過、まで16マス

・Bも目標魔力まで残り2000。未通過、まで16マス

・Cはに戻れば目標達成通過(現段階で+1000)、まで7マス

魔力手札

A:1640G,グレムリンアムルエンジェルケープリコール

B:600G ,ニンジャフュージョンドレインマジック

C:1340G,なし

※今後のドローカードについては不要クリーチャーを引いたこととし、

考えないものとします。

勝利を目前に控えたCの考え

「AはケルピーをLV5にすると現魔力が140Gとなる。

Bがドレインマジックを使った場合140-42で98Gとなり、

コスト100のグレムリンアムルを使用できなくなる。

そうなるとBのニンジャ+フュージョン領地を落されてしまう為

レベルを4にするのがAにとっての最善手だ。

その場合通行料を含めても目標魔力には届かず

自分の勝利はほぼ揺ぎ無いものになるだろう」

実際の流れ

・Aはドレインマジックに気がついていないのか、ケルピーをLV5に

・しかしBもドレインマジックからのコンボに気づいていないようで、

 現魔力の多いCにドレインマジックを実行しケルピーLV5に1920G支払い。

・唖然とするC。祈りをこめてダイスを振るも、出た目は5。2マスたりず。

・そしてAがリコール達成し逆転勝利となった。

再度、最善手

ここで注目すべきなのは、Aの行動です。

本来みすみす土地を奪われるだけの「悪手」が

Bの行動によって、結果的に「最善手」に化けてしまいました。

試合終了後、Cは「運がなかった」と悔しがります。

ここで終れば、「そういうこともある」というただの教訓なのですが

Aが「全てをわかった上で行動を起こしていた」場合

この展開は全く違った意味合いを持つことになります。

Aの考え

ケルピーをLV5にすると、現魔力は140G。ドレマジを貰うと

98Gとなり、ニンジャ+フュージョン土地が落されてしまう。

しかし今までのプレイングを見ると、Bがこの手に気づくとは

とても考えられない。仮にLV5通行料を得た場合、土地価値上昇と

合わせて軽く目標魔力を超える。リコールを所持しているので、

Cが7以上を出さない限り…つまり75%の確率で自分が勝つだろう」

この考えの中で大切なこと

CとAは両方同じような考え方をしているようですが、決定的に違う点があります。

Aは「Bのプレイング」について正しい認識ができていました。

Cからすれば壮絶な悪手、しかしBを良く見ていたAは

「Bにそのプレイングはできない」と理由付けた上であえて悪手を選び

結果としてそれが「最善手」としてゲームを決めることになったのです。

Cが見落としていたこと

「自分にできる最善手は、他の人も考えているはず」

これは本来良い考えかたなのですが、プレイングレベルに差がある場合

綺麗事では片付かない今回の様な事態が多発することになります。

相手は同じ人間ですが、経験や考え方は全く別物なのです。

「初心者」に対して「上級者」用の最善手を選ぶことは

合わない歯車を無理やり押し込んでいるようなものです。

なるほど、Cの考えは確かに「考えうる最も良い手」かもしれません。

Bが「上級者」なら迷わず正しい行動を取り

結果Aの勝ちはありえなかったはずです。

しかしBは初心者でした。

Bにとっての正しい行動は、Cにドレインマジックを打つことだったのです。

手札の取捨選択、ブックの構成、戦闘、思考時間など

プレイヤーは自分のレベルを確かなシグナルとして教えてくれるものです。

その情報を元に相手のレベルをしっかりと把握し、

「初心者」には「初心者用」

「中級者」には「中級者用」

そして「上級者」には「上級者用」といったように

相手によって的確なプレイングを考えることこそが

自分の勝利へと繋がる「最善手」ではないかな、と私は思います。

その一手、本当に悪手ですか?

追記

最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

今回の記事は近いうちに加筆・修正した上で

HPのコラムに追加する予定です。

16bits16bits2008/11/20 20:29相手に合わせると最善手が変わってくる、というのは面白い考察ですね。
ただ、Aの取った行動が結果的に最善手になっただけで、ならない可能性もあります。
Aが勝利するにはBが見落とす展開しかなかったので、やむを得ない手だったと言えますが、普通にやっていればCの勝利です。
Aは勝たせてもらった試合でしょうね。

Bが反省するのは言うまでもなく、Aはこういう展開でしか勝ちを拾えなかったことを、Cは手持ち魔力を増資できなかったことを悔やむべきです。
なんだか、カルドって反省してばかりですな。

chaolanchaolan2008/11/20 20:44素晴らしい考察だと思います。

以前どこかで、「アイテムを使えなくするためのドレイン」
などという話を語ったテキストがあるはずなんですが、
それがどこだか思い出せず・・・ちと探してみます。

この設定だと、むしろBが行動を起こす直前に、
ふと気づく可能性が一番高いですね。

上級者であっても、Aがその場でBの勝ち筋を読むのは難しいはず。
Bが中級者であったなら、「ドレインを撃たない」可能性も。

SkybeatSkybeat2008/11/20 23:34>>16bitsさん

確かにおっしゃる通りですね。結局やっていることは
確率が高くなったジオファーグで高額領地に突っ込むようなものではないかと思います。
この状況ではそれ以外の選択肢がありませんが、
仮に他の勝ち筋が見えていた場合また状況は違ってきたはずです。

カルドセプトを始めてから無駄に反省する癖がついてしまいましたが、
果たしてこれは良いことなのか悪いことなのか…

>>ちゃおらんさん
ありがとうございます。
もしかすると、私もそのテキストを読んでいるかもしれません。
うーん、私も場所が思い出せません!困ったものです。

このような特殊な状況ですと、アドリブで対応策を編み出すのは
至難の技ではないかと思います。前知識なくふとBが気がつけた場合
彼は将来立派なセプターになることでしょう。

Bが中級者であり、「Aにドレイン」を思いつかなかった場合は
おっしゃるとおり手札に保持する可能性が高そうです。