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ぼくらの35ラウンド戦争 ~ヨシのカルドセプトに関する雑記~

2009-12-05

コミックバトンを書いたら気持ち悪い文字数になったでござるの巻

| 21:09

 ヤマトさん(id:yamatoppp)からコミックバトンなるものが回ってきました。オイオイ、俺に依頼する奴がサリーさん以外にもいたとはな……。俺の執筆料は高いぜ、期日までにスイス銀行ガーゴイル支店の指定口座まで10SPを振り込んでもらおうか……。



1.持っているマンガの数

 今数えたら多分500冊くらいあった。受験時に「コレあると集中できないから……」と100冊程売っちゃったりしてなければ、もう少し充実してたんだけれど。その際になぜかカイジ全巻、封神演義全巻、カルドセプトセカンドを売ってしまったのは痛恨のミスと言わざるを得ない。俺ってば本当に馬鹿なの? 死ぬの? 最近また買い集めようかなと画策中。



2.今読んでいるマンガ

めだかボックス/原作:西尾維新・作画:暁月あきら/少年ジャンプ

 2009年から少年ジャンプで連載開始。個人的には思わぬツボ漫画。


 いやね、作画の暁月あきらが赤丸ジャンプで描いた「LITTLE BRAVE プカテリオス」という漫画が臓腑の底から黒いオーラが吹き出すほどにつまらなかったのですよ。とりあえず女の子のおっぱい描いてバンザーイ的なね、お尻描いてやっほーい的なね。うぜー。別にエロ漫画が何作あっても良いと思うけど、それはもうその手の成人雑誌でやってほしい。頼むからジャンプみたいな雑誌に持ってこないでほしい。


 そういった悪意を込めて、私はアンケートはがきにビッシリ「お願いですからこういう奴を本誌連載させないでくれ」といった意味合いの呪文を書き綴ったのが去年の夏。それにも関らず、あの腐れ集英社は懲りずに巻頭カラーで新連載「めだかボックス」だと!? ふざけるなー! 今週分のジャンプ全部買い占めて焚書にしてやるー! 預金下ろしてこなきゃ……、って、あれ……。……。お、面白くね……? なんで!? よくよく見たら、西尾維新(最近アニメ化した化物語の原作者として有名)に原作をお願いしたらしい。う、うわー。ちょっと待って、鳥肌立つんだけど。


 とにもかくにも、主人公黒神めだかの性格描写が秀逸すぎる。文武両道・容姿端麗・質実剛健・才色兼備・有言実行の完璧な善人がいたら一体どういうたち振る舞いをするのか? その点が極めてリアルに描かれている。もちろん現実離れしている人間ではあるのだけれど、仮にもしそういう人間が実在したらどうなるんだろうか? その点をよくよく考えた迫真の非現実がページにギュッと詰まっている。


 残念ながら、おっぱい描いてバンザーイ的な描写の仕方は直ってはいない。でも、もう本気で面白すぎるし、そういう描写でめだかの性格描写をしたりすることもあるのでもう全然許す。スゲー許す。レベルゴーレムマンドレイクゴールドグースで攻められても許す。お願いだから連載続いてほしい。「ねこわっぱ!」とかより早く打ち切られたら、集英社を焼き討ちしかねないので、皆も単行本買ってあげて下さい。



3.思い入れのあるマンガ5作

トライガン/作:内藤泰弘/ヤングキングアワーズ

 持論だが、キャラクターを描いた漫画はつまらなくなりやすく、出来事を描いた漫画は面白くなりやすいと思う。「どういう話だったの?」と聞かれたときに「主人公がああしてこうして、こうなって……」とキャラクターの動きを追って説明しなくてはならない漫画は面白くない漫画。


 長く続いている漫画ほどこの傾向は強いと思う。作品が出来るまで思う存分(限度はあるでしょうけど)試行錯誤し、そして一括で発表できる小説や映画と違い、漫画は雑誌連載という縛りの中で描いていかなければならない。そのため軸となるストーリーがぶれやすいメディアであるといえる。だってもうブリーチとか、あのあたり初期の設定どこ吹く風でしょ? ああいう行き当たりばったりに、主人公に試練を放り投げるだけの漫画って好きになれないんだよな……。お前ゴールも何も見ないで描いてるだろって気になる。


 だから、そういうメディアの欠点を克服し「こういう出来事が起こって、キャラクターはこうした」とストーリーを明確に示せる漫画は、群を抜いて面白くなるのだ。トライガンはその最たる例であると思う。


 「プラント」と呼ばれる強力な人型のエネルギー源と、多くの人間を積んだ宇宙船が、辺境の星に墜落した。主人公のヴァッシュはプラントであり、双子の兄であるナイヴズの暴走を阻止するために旅をしている。


 ただそれだけの設定なのだが、ここから派生する出来事や人物を丁寧に描いている。先のめだかボックスの項では「こういう人間がいたらどうなるか」をリアルに考えていた。トライガンでは「こういう事件があったら世界はどうなるか」ををリアルに考え、話の枝葉が伸びている。だから話が最初から最後までブレない。最後まで面白い。物語とはかくあるべしといえる漫画。


 その物語の枝葉に実ったキャラクターの魅力。アメコミタッチに描かれた冗談みたいな銃器を振り回す主人公と相棒、13人刺客のガンホーガンズ、ああもう男の子の夢てんこ盛り! 中学生のころから読んでいた俺はこれを見てエアーガンを買いました。マイン・ザ・EGマインという素敵な名前の敵も登場するので皆さんもぜひ読んでみて下さい。マインが2個も! お得!(3ページくらいで倒されるけど)


 漫画を読んでいて鳥肌が立つシーンは数あれど、2度目以降でも鳥肌が立つ漫画のシーンは希有。スラムダンク30巻の「ぐひ、ぐひん~。湘北に入ってよかった……」と、トライガンのウルフウッドの最期は何回見てもゾクゾク来る。マイン・ザ・EGマインとか抜きにして本気で読んで欲しい。これ読まないで死ぬの人生の損失だよ!?



げんしけん/作:木尾士目/アフタヌーンKC

 とにもかくにも共感できてしまった。オタクが読む漫画ではなく、オタクの心理を描いた漫画とでも言おうか。オタクに限らず、すべての人が感じているであろう何らかの「負い目」を、各々がどんなふうに受け留めていくのかが描かれている。


 俺は、人間のネガティブな部分を描いた漫画が大好きだ。理由はごく個人的なもので一般論ではないが、とにもかくにも好きなのだ。笹原の、斑目の、荻上の、春日部の負い目が、それを乗り越えるまでの葛藤を共感するのが本当に楽しかった。笹原の「俺に足りないのは覚悟だ」の一言には、どんな葛藤が込められていたんだろうか? オタクが好ましないと知りながらも、そうなりたいという気持ちは止められない。なりたい自分になれない人間がもがき努力する様は、かくも美しい。


 えびびさんがご自分の日記で「あ、これ続き読んだらヲイラ壊れる。」という表現をなさっているけれど、私はこの漫画でぶっ壊れそうになった。オタク方面に入っていききれず、脱オタクを志したりした経験があるから、もうエグられるんだよ……この漫画……。9巻一気読みしたんだけど、布団の中で「え、何? 嗚咽? 喘息?」みたいな声をあげながら読んだ記憶があります。


不死身探偵オルロック/G=ヒコロウ/ビームコミックス

 ピロピロピロボイーン! 俺でもくらえ! もう駄目! 息できない笑い死にする! 神様僕に肺をもう2つ下さい!


 というくらい中身のギュッと詰まったクレイジーギャグ漫画。とにかく重箱の隅までギャグで埋め尽くしたその恐るべき密度は、他の追随を許さない。1ページ10ボケとか普通にいくもの。空恐ろしい。


 これに関してはホント理屈で説明できない。ぜひ実際に読んでみてほしい。でも漫画喫茶で読むなよ! 絶対声出して笑っちゃうからな!



SUGAR/新井英樹/ヤングマガジンアッパーズ

 どいつもこいつもありきたりな天才描きやがって、俺が本当の天才の描き方を教えてやる! そんな気合いがもう本全体からヒシヒシと伝わってくる。


 板前修行のために上京した主人公石川凛、彼がボクシングの才を見出され、その才が開花していく様を描いた物語です。


 天才。紛うことなく天才。そんな天才っぷりが素晴らしく描けている。他の漫画でも「○○の天才」として描かれるようなキャラクターは多いけれど、そのすごさが際立っていないことが往々にしてあるんだよねえ。たとえば皆さんも初めて「私の戦闘力は53万です」って言われた時には「なんだって……!? 駄目だ、もう駄目だ……! 世界は、終わりだ……」と思ったでしょう? そういう圧倒的な差を描くのは以外に難しいものです。


 それを見事にやってのけた漫画。しかも「圧倒的な強さ」でもってそれを示すのではなく「圧倒的な振る舞い」でそれを示した。実はこの漫画で主人公が負けるシーンが3つ。明確に勝つシーンが4つ。実は全然勝ってない。にもかかわらず彼の練習中の才能の片鱗とか、自分に自信があるが故の傲慢さとか、そういった試合以外の描写が主人公の天才加減がヒシヒシと伝わってくる。コイツ絶対強い! 負けるわけがない! そう思わざるを得ない。


 こういう主人公が魅力的だったり、天才だったりする漫画は見ていて気持ちがいいよね。


カルドセプト/かねこしんや/月刊マガジンZ

 誰か挙げろよ。という訳で、セプト部員として正しい姿勢を示すため挙げておきます。


 まあナジャランかわいいし、意外にもカルドセプト知らない人が読んでも楽しめる工夫が随所に仕込まれているのはよろしい。でも結局、こういう漫画はゲーマーが買い支えないとどうしようもないんだよね。一番面白さが伝わるのはカルドやってる人たちだし。ある意味「俺たち専用漫画なんだ!」って思って読むのが、通の乙な楽しみ方。


 かねこ先生も体調を崩されて休載なさってから、黙々と治療に取り組んでらっしゃるようです。どうかお疲れの出ませんよう。また続きが読めれば大変うれしい限りです。


http://blog.livedoor.jp/shinya_k/ ←かねこ先生近況)


4.次に回す方


 最近ちょっといちゃいちゃしすぎてる感があるので、絶対にこっきゅんのヤツには回しません! お前は部屋の隅で稲中座りしてな! という訳で、なんか回して欲しそうなえびびさん(id:thereminvox)に回します。よろしくでーす。

cepter_naonaocepter_naonao2009/12/05 22:10あれ?コミックレビューサイトに間違えてきちゃったかな?
セプト部の日記を巡回してたはずなのに・・・

・・・だが、それがいい!!

読み応えのあるレビュー、ご馳走様でした!
ヨシさんのネタの引き出しの多さの理由が分かった気がします(笑)

AiriHabaAiriHaba2009/12/06 04:12メガネのこと並みに熱く語っててワロタw
知らない漫画も結構あったので、今度読んでみる!

YOSHI-00YOSHI-002009/12/07 00:09>さるたにさん
 漫画は浴びるように読んでいたいクチです。
やっぱ本なり漫画なりなんなり読まないと、
アウトプットはできないですなあ。

>羽場さん
 メガネで一つ思い出した。

眼鏡なカノジョ/作TOBI
 とりあえず「お前ら、どうせ眼鏡かけたヒロイン好きなんだべ?」という感じで、主人公と眼鏡ヒロインとのお話の短編集。以外にも巻末の眼鏡豆知識特集が充実。

 眼鏡をかけた女の子ではなく、女の子がかけている眼鏡にフォーカスした良作。甘酸っぱい青春漫画が大丈夫な人はぜひ。ちなみに続編の「眼鏡とメイドの不文律」は打って変わってひどい内容だったのでスルー推奨。

 まとめ:トライガンまじおすすめです。

SarutaniSarutani2009/12/07 01:32ニコラスの最期は今読み返しても泣けるから困るというか、
あのオバちゃんとのやり取りは反則すぎます。
 
アッパーズに載ってたマンガといえば、村枝賢一の『RED』はオススメですよ。
「魂だの誇りだのはもういらねぇよ。
 俺が欲しいのは”明日”じゃねえ、奪われた”昨日”だ」
騎兵隊に虐殺されたインディアン部族・ウィシャの酋長レッドの復讐劇は、
血風渦巻く凄絶なガンアクションと熱く哀しい物語のコントラストが相まって、
心にガンガン響きまくる秀作です。
 
ところで上のコメントレス、私となおなおさんを間違えてません?

YOSHI-00YOSHI-002009/12/08 02:39>さるたにさん

 や っ ち ま っ た、ごめんなさい>< さるたにさんには
失礼を働いてばっかりだ! 申し訳ないっ。なおなおさんもすいません!

 RED1回だけチラ見したことがあるなあ。
そんな熱い感じですか? いっちょ読んでみようかしら。

wednesday1976wednesday19762009/12/08 09:58めだかボックス結構好き。
ねこわっぱつまんないねw
そして、最初の記事ではリリエンタールとかねこわっぱよりって書いてたのを俺は見逃さなかったw
リリエンタール結構面白いよw
センスオブワンダーを感じる。

thereminvoxthereminvox2009/12/09 22:42バトンどうも・・・ってやりたくなかったんだよ!!!恥ずかしくなるから!!!

とりあえず、やったよ・・・やってやったよ・・・



壊れるなっての、あるよね。
たぶん、気づいたらそうなってて、って時と、あからさまに壊れるのが分かってるのがあったりで、なんつーか、そういうのがあるからマンガは面白いんだと思うんよね。


嗚咽漏らすとかも、きっと感情移入だけじゃなくて、ほかにあけて欲しくない自分の中のパンドラのハコに近づきすぎたりするから・・・


あ、あれ、続きはいつか!


本当に素直で面白い人ですね、ヨシさんは

YOSHI-00YOSHI-002009/12/09 23:22>ダイジさん
 や、やべっ! 見抜かれてる! 「あ、なんかかよさんとダイジさんに敵対
しちゃいそうな言い回しだから止めとこう」という気配り無駄になってるwww
初回しかまともに読んでいないリリエンタールを侮蔑した罰として、1巻出たら
正座して読みます。これで許して!

>えびびさん
 俺空気読めないから、そういうえびびさんの心情とか全く意に介さず
バトン回します。気配りできない男の人って。

 なんていうか、本が「おい、お前。お前こういうこと考えてんだろ?
そんでもってこうなんだろ? やーい、ダセー。なんてこと考えてんのwww 
馬鹿なのwwww」って感じで内面をぶっこ抜いてくることが往々にしてあるん
ですよね。それがもう本当に致命的。キツイ。でもやめられない。漫画大好き!