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16bitsの日記

2010-05-12

にも薬にもならない話~第2回:カードの三要素(後編)~ 22:50

前回の日記で、説明したことの続きです。


機能率~カードよ働け~

カードには三要素があると書きましたが、ブックに入れたからといって狙ったとおりの効果を発揮できるとは限らないのは、皆さんご存じのとおりでしょう。

これは、カードには三要素を発揮させるための「機能率」と「効率」があるためです。


機能率とは、「どれだけカードから効果を得やすいか」ということです。

動作安定性と言い換えてもいいですね。


例えば、同じ速度という要素を持つマナバリケードを比較したときに、「マナの方が安定して魔力を得られる」と皆さん感じるはずです。

また、ガセアスフォーム属性シールドでは、ガセアスフォーム道具アイテムで全てのクリーチャーが使えるのに対して、属性シールドは防具アイテムであり、使えるクリーチャーが限られます。


このように、「カードゲーム中でどのくらい働く機会に恵まれるか」という視点が、機能率なのです。


効率~パワーこそ正義~


これに対して効率は、「そのカードがもたらす効果の量」であり、「資源毎に得た効果の比較」です。

簡単に言うと、強力なカードが否か、ということです。


例えば、メテオローカストでは、メテオの方が「1枚のカード」という資源の観点から評価した時に、レベルを多く下げられるため、効率が良いと言えます。

一方で、ローカストレベル4に撃っても損はしにくいため、機能率は高いです。


また、ランドトランスマナを比較した時に、マナは機能率が高いですが、1枚で勝敗を決するだけのパワーはありません。

ランドトランスは、1枚でも勝敗に貢献するカードであるため、こちらの方がパワーは優れていると言えます。


カードの要素が集まって、ブックタイプが決まる


こうした三要素の考え方は、カードの評価を行うだけでなく、ブックの性質を大まかに掴むためにも使えます。

一般的にブックは「速攻型」「遅延型」などと評価されますが、速度だけではなく、操作や耐性などの要素を加味すれば、より正確に判断できます。


いわゆる「普通のブック」は、三要素がバランス良く備わっています。

地単ラントラなどの「速攻型ブック」は、速度と最低限の耐性を重視しています。

土地数で優位に立つ「制圧型ラントラ」は、速度と操作に優れています。

また、狭いマップで良く見かける、高コストクリーチャーを多用する局地戦用のブックは、操作と耐性に特化したものです。


あるコントロールは、特定のコントロールへのカウンター要素がある


操作(コントロール)が耐性(カウンター)になる時があります。

シャッターは基本的に操作するものですが、他者の操作(メテオイビルブラスト)などを破壊することで、自分の速度を維持することができます。

これは、操作が耐性の役割を持つことです。


また、テンペストなどのダメージスペルは、横付けされたデコイなどを破壊して領地を守るのにも使えます。

メテオレベルダウンによって、通行料という操作を防ぐこともできます。


操作が耐性になるのは限られた条件下ですが、決してレアなケースではありません。


ドロースペルという例外

この理論で説明出来ないのが、ホープリンカネーションなどのドロースペルです。

ドロー効果は他のカード効果に依存するため、カードの三要素のどれにも当てはまりません。

ホープ4、リンカネ4、チャリティ4のブックがあまり機能しなさそうに見えるのは、カードを引いてもカードを使わなければ意味が無いため、カードの供給過剰になってしまうためです。


ドロースペルブックのコンセプトを強化するスペルブックの潤滑油と考え、例外として取り扱います。


仮説「ブックの点数評価」

これまでの話は、かなり昔に重力制御の掲示板で議論したことがベースになっています。

その時に「速度、操作、耐性の三要素をカード毎に点数化して、ブックの総合点(戦闘力)を出せないか」というものが提案されました。


結論から言うと、「カードの点数を付けるのが困難であるため現実的ではない」として棄却されましたが、夢のある話だと思います。


また、「バランスの取れたブックが最強なのは何故か?」という疑問も、「三要素ごとに点数の高いものから採用しているため、総合点数では特化型よりも総合型の方が上である」との仮説が成り立ちます。


あるカードAが速度10点、カードBが8点とした場合、総合型はAのみを採用して残りのカードスロットを操作などに振り分けますが、特化型はカードBも一緒に採用するため、総合点数では総合型の方が上回るのです。


最後に

以上、簡単ではありますが、カードの三要素のお話をしました。

しかし!

別にこんなの知らなくてもカルドセプトは出来ますし、覚えなくても強くなれます。

「こんなことまで覚えないとゲーム出来ないのかよー」と思われたくないため、コンテンツとしては載せていませんでした。


次回は「環境」の話です。

あ、簡単で良いので感想や反論を聞かせてくれると嬉しいかも。

KaichiKaichi2010/05/13 01:49いいぞ!もっとや・・・やってください!w

chaolanchaolan2010/05/13 04:31「機能率」という好きな単語が出てきたので、少しだけお邪魔しますぜー。

ブックを組む時に、複数の要素を含むカードを選別すると、
「圧縮」するコトができ、「遊び」ができますなー。

解りやすい具体例としては、バロンなど。
16さんが挙げる、「速度」と「耐性」を兼ね備える。

ブックを機能させるために、最低限割くべきスロットを、
カード単位で圧縮し、できた遊びで個性をだす、と。


あと、「勝利」を前提にした場合重要なのは、
ブックで足りない部分をプレイングで補うコト。

「速度」と「耐性」に優れたブックを使った場合、
プレイングで「操作」すれば、どんな盤面でも勝負になる。

【場にあるコントロール要素を他者に仕向ける】

などの技術を身につけているセプターは強いですな。


「操作」と「耐性」に優れたブックなら、
「速度」をプレイングでカバーだっ!!

tendon-blocktendon-block2010/05/13 07:44ほお~
ふぅーーん

mochimochi_1192mochimochi_11922010/05/13 18:23クレイモアみたいな操作カードも先制拠点と
組めば耐性上げたり出来るよね。
組み合わせで相が変わるような構築は良くやるかな。

cepter16bitscepter16bits2010/05/13 20:13>カイチさん
ネタが尽きるまではやります。
まあ、そんなに残ってはいないのですが。
今後もお付き合いください。


>ちゃおらんさん
ご無沙汰しています!
「ブックの圧縮」や「プレイングによる補助」は、
書き加えられなかった視点なのでありがたいです。
さすがです。

> 「速度」と「耐性」に優れたブックを使った場合、
> プレイングで「操作」すれば、どんな盤面でも勝負になる。
>
> 【場にあるコントロール要素を他者に仕向ける】

に、ちゃおさんのプレイスタイルを垣間見た気がします。w


>ジャコウ総督さん
どうもです。
最後までお付き合いいただければ嬉しいっす。


>もっちーさん
「カードの組み合わせで要素を変化させる」というのも書けなかった視点ですね。
両天秤でどちらにも使えるようにするのは、ブック構築の醍醐味ですよね。

ShinYoh_4124-8099-1522ShinYoh_4124-8099-15222010/05/14 00:19ドローカードは、マンティコアブックにおいては「耐性」要素付きますよね。

同じ用途で、手札復帰のある「フェニックス」を入れたりして、マンティコアのST安定化を図ったりしていました。

また、リンカネーションが入っているブックの場合、ホープとチャリティでは価値の落差が通常のブックよりも大きくなったりとか、「リコール」「パーミッション」を積んでいるブックでのホープ・チャリティとリンカネーションの点数差、なんかも突き詰めると楽しいですね。

単純に点数計算だけてブックを組むと夢があるのですが、マップ限定レギュの多いセプト部ではメタもしっかり読まなきゃいかんのでツライ部分があります。

ランダムマップレギュ、なんてのがあった場合の優勝者のブックなぞを解剖したら、16bitsさんの考えているカード点数論の理論的裏付けが取れるんじゃないかな、なんて、今ふっと思いました。

cepter16bitscepter16bits2010/05/14 19:43>森陽さん
コメントどうもです。
点数化はカード間のシナジーがあるため、やはり難しいですね。
シナジー無視して評価するのもアレですし。

あ、ちなみにランダムマップではなくて、Bookdbの統計で良いとは思います。